第4話「赤ちゃんとバインミー(後編)」

東京サラダボウル

ネタバレを含むざっくりとしたあらすじ

鴻田(奈緒)が張っていた万引き集団についに遭遇!今回は泳がそうとするが、万引きしようとしていた犯人をオムツおじさん(ワン:張翰)が「そんなことしちゃだめー」と止めて、鴻田が現行犯逮捕することに。鴻田が警察官とばれてしまう。→おじさん逃走。

子供誘拐事件は進展がなく、警部補様(八柳:阿部進之介)や有木野(松田龍平)は焦りを募らせる。ワンは「ボランティア」という存在から帰国するための偽装パスポートを準備してもらうために数日子供の面倒を見るように言われていたのだった。しかしもう一人の中国人女性と共に、日本人夫婦を偽って子供も連れていくよう指示され、子の命の危険を予感したワンはボランティアを裏切って鴻田のもとへ出頭する。

実はワンの子供は中国で誘拐されており、その子を探すための資金を稼ぐために日本にきたのであった。未成年者誘拐については起訴されなかったが、入管法違反で有罪となったワン。退去強制処分となるワンに有木野が「留置期間の補足」と偽って鴻田の言葉「いつか子供と会えるから必ず生き続けて」を伝えるのだった。

お気に入りシーン

八柳警部補様が鴻田と有木野に取り調べに立ち会うよう説明するところ

誘拐事件では有木野に助けられたこと、なにより子供を無事保護できたことは鴻田の手柄だからと説明する八柳。このシーンを見たとき、いや、この人ちゃんとした人ー!鼻持ちならないエリート様と思いこみ、警部補様と揶揄しまくっててごめんなさい!と心の奥底から思いました。こんな真っ当な人と決別するなにがあったのよ、ありきーの!と思ったのでした。

「留置期間補足」の内容

誘拐された自分の子供(宇航)の面影をみたから、帰国のチャンスをけって子供を助けたんですよね?と尋ねる。そのあとの「宇航があなたを助けてくれました。」の言葉に涙がちょちょぎれました。誘拐されて、もう生きているかどうかわからない、つながりが薄れてしまっていると感じているワン。でも宇航がいたから踏みとどまった、つながっているんだ。生きて必ず会えるから。この言葉は大きな救いになったのではないでしょうか。

感想

誘拐事件は無事解決。でもワンさんのことを思うと本当に涙がちょちょぎれます。日本での仕事は能力が必要とされない使いっぱしりの雑用。体力的にも精神的にも大変厳しいでしょう。それでも誘拐された子供を愛おしそうに面倒見る姿。帰国のチャンスを蹴って、見ず知らずの子供を助ける。こんなにいい人が搾取されてしまうことが本当に悲しい。

その一方でラストにぶちこれる3年前の回想。「お前が否定しないと疑惑を認めたことになるぞ。ここで生きていけなくなるんだぞ。」と引き留める八柳に対して「もう俺にかかわらないでください。捜一の道が途絶えますよ。」と告げる有木野。それに対して「俺のことをなめるなよ、おまえ自身があきらめてることに一番ムカついてるのは俺なんだぞ!」と激高し・・・。いや、やっぱめっちゃいい人やーん。八柳にしたら、あきらめて刑事をやめたありきーのに対してめっちゃムカついてて、ちょっときつく当たるけど、一緒に仕事したらすごいと思うところは素直に認めるってめっっちゃできた人間やーん!

上記の回想や第2話のナンパ男がボランティアだったりと相変わらず毎回の情報量が多いのよ。でも今回はワンさんに本当にやられました。彼が少しでも幸せになりますように。願ってやみません。

最後に、緑頭は日本語が不自由な外国の方でも一発で目印になるようにだったんだね!納得!

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