ひとりでしにたい 第5話

ひとりでしにたい

ネタバレを含むざっくりとした相関図&あらすじ

声をかけてきた那須田に思わず「話かけんじゃねぇ」と叫んでしまった鳴海。すぐさま謝罪するが、またこの現場を会社の人に見られたら誤解されると思い、とりあえず那須田から離れる。以降、那須田は鳴海をさけ、こちらから話しかけても無視する。一方、元カレ・健太郎から「返戻金の金額も知らずに保険解約して大丈夫?」の連絡があり、もう一度会うことに。そこで健太郎から前回は鳴海が思っていたように舐めていたことを告げられ、どうしてそうなったのか聞いたところ、「付き合ってた時、おまえはいつも忙しそうで、会っても「こんなことしている暇はない」とイライラしてた」と告げられる。そこで初めて鳴海は気づかぬうちに、健太郎をなめており、今回はなめ返されただけだったと気づく。家族は雑に扱っても、なんとか許されるけど、他人はそうではない。距離感を大事にしないと!と考えた鳴海は那須田とコミュニケーションを図ろうとするが、那須田は「複雑な家庭とかを考えられないのは自分には関係ないと思っているからだ。でも火はあなたに燃え移ってますよ。」と告げられる。那須田の異常性から、彼と距離を置こうとするが後悔しないために那須田を論破すると宣言。「あなたはいい子、ただの中二病!」と叫ぶのであった。そのころ、親の介護を考えず、若い男がいるらしいという情報を得た弟嫁が「そんなことはない、絶対ない」とぶっ壊れだし・・・。

今回の那須田

人とコミュニケーションを取ろうとしたとき、親のやり方しかできない

気になる人とコミュニケーションを図りたいのに、地雷をわざと踏んで、傷つけて、その傷の中に居座るようなことしかできない。親が自分に教えたことしかできない。でも共通の趣味を見つけようとしたり、出かけようとしたり、親とは違う方法を見つけようと、自分なりに頑張ってきた。

でも、鳴海に拒絶されたショックで、彼女を無視。そうすると今までは自分が彼女を追いかけていたが、彼女の方が自分を追いかけてくれる。親のやり方のほうが、気になる人の興味を簡単にひける。そりゃ使うよね。でも、おびえた顔をみても、ちっとも楽しくない。そう伝えて鳴海から距離を置こうとする那須田。自分を異常だと思っている彼。そこまで思いつめなくてもいいんだよ、でもなんて言ってあげればいいか私にはわかりませんでした。

そこからの鳴海の論破。「言うことに説得力がある、立派な親。いつもよくわかんないけど「自分が悪い」と思い込んでたのではないか?そんなモラハラ親に育てられた君は立派な化け物。」からの「そういう設定でいきたいんでしょうけど、残念でしたー!君は、ただのいい子で、中二病!」にそれー!と思いました。君はいい子なんだよ。ほんとにいい子なんだよ。そしてこじらせてるんだよ、まさに中二!異常な家庭に生まれて、自分は呪われているんだと思っている中二病なんだよ!この論破、最高でした。

感想

端からみると、あれだけ世話になっておきながら速攻で距離を置こうとする鳴海に笑いました。

でも自分自身がそういった自己中心的な自身の性格をわかっていて、もう仕方ないじゃんこれが私って考える一方で、認めるのとあきらめるのは違う、と考える鳴海もいて、こうやって自分の頭で色々考えられるようになったのはやっぱり、那須田のおかげだよねぇと成長に感動(笑)

迷う鳴海に母は「弱そうな人にしか絡んでこないやつは「雑魚」だ。そういう奴を寄せ付けるのは自分から滲み出す弱さだ。自分は服の下にタトゥー入れてる女やぞ、という気持ちで毅然とすればそんな奴はよってこない。」といいながら、「でもあくまでこれは防衛手段で、強いやつに自分から寄っていく必要はない、逃げるが勝ちだ。」とも言う。そのうえで「逃げるは役に立つが、後悔にはなる。私はこのまま死ぬまで後悔する。」とい言葉が私の中で一番深く残りました。伯母さんと戦わないことを選んだ母。それで丸く収まっていたこともあったけれど、最後にやり返したけれど、それでも後悔が残る。人生の先輩からの重い言葉が、鳴海を動かしましたね。

論破の果てに、那須田との上下関係が対等関係になったとき、生きていくためのコミュニケーション能力がお互いにアップするといいですね。そして、鳴海よ、家族であるが他人でもある弟嫁がハッスルしだしたよー!多分、あなたが雑に扱ってきたよー!(偏見)。最終回、楽しみです。

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