第3話「赤ちゃんとバインミー(前編)」

東京サラダボウル

ネタバレを含むざっくりとしたあらすじ

鴻田(奈緒)は有木野(松田龍平)に前回助けてもらったお礼&謝罪を伝える。今回は幼児の誘拐事件が発生し、誘拐された子の母(中国人)の通訳を担当する有木野。一方鴻田はドラッグストアの集団万引き事件を立証するために店員として潜入捜査を行う。そこで赤ちゃんを育てているワンジェンビン(張翰)という在日中国人の男性客と出会い、ほっこりとした時間を過ごす。誘拐事件では犯人からの要望が全くないまま時間が経過する中、ワンが戻ったアパートの部屋に、誘拐された幼児がいるのだった。

お気に入りシーン

板につきすぎている鴻田さんの店員っぷり

潜入捜査したドラッグストアでなじみまくりの鴻田さんが、店長に「仕事完璧!」と絶賛されるシーン。コミュニケーション能力だけではなく、接客スキルもあるんですね!この髪色だと目立つとは思いますが、まさか警察官とは思うまい(笑)。のぞき見しにくる有木野も面白い。子供の誘拐事件という重苦しい空気の中、ほっこりするシーンでした。

警部補様に絡まれた有木野を救出し、屋上にてバインミーを食べるところ

もう、警部補様への鴻田さんの接し方がすごいのよ。昭和生まれの人間はドキドキしてしまうのよ。ドラマだとわかっていても、ドラマだとわかっていてもーー!現実でこういうかわし方できたらすっきりするのでしょうか?おいしいを共有できるっていいよね。

感想

薬局で出会っためちゃめちゃ優しそうなおじさん、ワンが誘拐犯?!という強烈な引きでの終わり。子供は母親が自宅で一瞬目を離したすきに誘拐された。近隣の防犯カメラには何も映っていないことからプロによる誘拐ではないかと考えられている。それをこのパッとしなさそうなおじさんが?オムツを買うのにお尻のサイズを可愛く手で表現していたおじさんが?!事件の真相が気になります。一旦それはさておき、今回は有木野のルーツが明かされました。15歳まで中国で育ったんですね。通訳人として仕事をしている彼に対して「だから中国語堪能なんだ」ではなく、「すっごい努力してきたんだ」と評した鴻田さん。1つの国にずっと住んでて、母国語が同じでも会話がうまくかみ合わない、通じないことはあります。それを別の言葉で橋渡しする通訳という仕事。本当に難しいと思う。誤訳事件と有木野のかかわりはまだ不明ですが、鴻田さんは、目の前の有木野という人間をしっかり見てるだと感じました。

残念なのはシェンが鴻田と有木野がいい感じーと思って身を引いちゃうところ!シェン可愛かったのに!通訳目指すなら良いお手本になる人だからもうちょい絡んどきなさい!(←そっち)

心の壁厚男、有木野ですがじわじわほだされてきてる描写も面白い。次回に期待です。

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