第8話「鳩とコインランドリー」

東京サラダボウル

ネタバレを含むざっくりとしたあらすじ

鴻田(奈緒)は、亡くなった中国人女性の同僚から、彼女が「自分は警察の弱みを握っているから大丈夫」と口にしていたという情報を得る。また、意図的誤訳事件の発端となった、公判で取り調べ時の記録開示を要求した弁護士に会い、誤訳事件の情報漏洩したのは織田覚(中村蒼)だったことを知る。一方、有木野(松田龍平)は織田との過去を振り返る中、感情を抑えきれなくなり、鴻田に織田と付き合っていたことを伝え、過去を語ろうとするのであった。

要点まとめ

意図的誤訳事件の調査の流れ

豊角監察官は不良時代の織田が立ち直るきっかけを与えた人で、織田は豊角に感化されて警察官になった。そんな彼から阿川の不正を暴くために取り調べ内容の盗撮・盗聴を頼まれる。

次に豊角は盗撮した情報の中国語訳を有木野に依頼し、その映像をみて有木野は織田が監察に協力し、相棒を売ったことを知るのであった。

阿川とボランティアとのつながり

阿川はボランティアのリーダーと思われる男性(バーで有木野に袖にされた男)と接触。「変わっていないこと」の確認として、人を助けず見殺しにする。阿川にはどうしても「総会」に出席したい理由があるようだった。

前回考察の検証

まず、私は有木野が先に監察に協力を要請されて、それを知った織田が手伝ったのかと思っていましたが、織田が先→有木野は知らされておらず、映像で知る。の流れでした。

で、織田が手伝った理由は有木野の役に立ちたかったからという、なんというか恋愛脳炸裂、恋愛至上主義的な考え方だったのですが、ほんま、ほんまにごめんなさーーーいとなりました。

そうなんですよね、この人は「自分で決める」ということに強くこだわってたというか、今回でわかりましたがそれに助けられた人だった。だからこそ、すべての決断は「何をするかを自分で決める」、「何を選ぶかを自分で決める」という信念の人であったと。阿川には何かある。自分でもおかしいと感じることがある。だからこそ内偵に協力する道を選んだ。浅はかですみません、はい、すみませんーーとなりました。

感想

もう、本当に、情緒がずっと不安定になる回でした!!織田は内偵を手伝うことで相棒を売った者として仲間に嫌われることがわかっていても、阿川を探る道を選んだ。その結果、いつもさみしそうな有木野の隣を一緒に歩いていけなくなるとわかっていも。その上で、安心して生きられる世界へ手を差し伸べてくれる人がいたら手を離してはいけないと助言した。愛が大きいうえに切ないのよ。有木野は馬鹿みたいに真っすぐで純粋な織田を自分が守ってやらなきゃいけなかったのに、それができなかった。そして誰にも言えなかった。差し伸べられた手を物理的に掴むことはできないけど、鴻田にしか話せないと泣く彼。鴻田さん、今まで頼ってきた分、彼に存分に頼らせてあげてください。孤独を埋めるために何かに属したいと願ったのに、そこから嫌われて、崩れないように必死に心の壁を築いた彼が安心して彼らしく生きられますように。

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