ネタバレを含むざっくりとしたあらすじ
工藤の「玲子Bを殺したのは自分である」という告白は冗談として流される。映画のチケットをもらった玲子は楊明も誘うが、断られ一人で映画を見ることに。その映画のすばらしさを楊明に説明した結果、彼女から距離を置かれてしまう。過去の自分にとらわれる楊明を肯定し、はい、友情素敵やん、な展開では終わってくれず、工藤は自我と戦い、バルログがタクシー運転手に送ってもらい訪れた九龍はバルログ視点では存在し、タクシー運転手の視点では荒廃した街として映るのであった。
自分の中の要点まとめ
文字化けする本
玲子Bが持っていた本「踊り場の事件簿」の下巻を探して本屋へ行った玲子たち。お目当ての本は見つかるが、「そう、この物語の本質は」以降が文字化けている。玲子は乱丁と表現するが。。。工藤も読めないようだ。
楊明の過去
楊明は国民的大女優「楊麗」の娘。若いころの母に生き写しで、何もかもを母に決められた人生から脱却するために自分をふるい立たせているのであった。「与えられると同時に奪われていることがある」を実感しており、その点はみゆきちゃんに共感。
惑う工藤
玲子を金魚茶店に初めてつれていった時の夢を見て、飛び起きる工藤。夢の内容は幸せな内容だったと思うのだが、飛び起きた後の工藤は呻くばかり。何かに気づいたようなリアクション?
荒廃した九龍
九龍へ向かうバルログ。タクシー運転手は「何もないところ」というが、バルログは「いいんだよ」と答える。タクシー運転手の視点では九龍は荒廃して人が住んでいないかのような街に見える。バルログが現時点で九龍が存在しているのように見えるのかどうかは不明。
感想
楊明の過去が明かされた回でした。玲子に「私も絶対の自分になる」と宣言し、自分の好きなピアスを選ぶ彼女の笑顔は素敵で頑張れー!と応援したくなりました。この2人の友情物語は持ちつもたれつでよいな。お互い支えあってて素敵。からのいつもの往復ビンタ情報炸裂。超ド級の情報はバルログから持たらされる。自分の爪が長いことをわかってほしい。もう情報の波の飲まれてこちらは命からがらですよ。心象風景的に。一話でも喫茶店が荒廃した背景が差し込まれており、現在は荒廃した状態なの?という雰囲気はありましたが、もう完璧に荒廃しているならその街に存在している人々はどういう状態なのよ?外から中に入れる人々(みゆきちゃん、バルログ)もいるってこと?ジェネリックテラの実験が行われているってこと?という疑問祭りにより、寝起きに飛び起きた工藤の存在は一瞬で消し去られるのでした。でも、冒頭で見せた工藤の傷ついた顔。私はアニメの絵?作画?のことはよくわかりませんが、見ているこちらもつらくなる表情で、絵の表現力に感嘆したのでした。
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