九龍ジェネリックロマンス 第4話

九龍ジェネリックロマンス

ネタバレを含むざっくりとしたあらすじ

前回、工藤への感情が爆発し、気を失った玲子は工藤の部屋で目が覚める。玲子Bとのことを話そうとする工藤に対し、聞かないという選択をする玲子。そんな玲子に楊明は心機一転のために引っ越しを進めるが乗り気になれない。一方、蛇沼社長と側近(当blogでのあだ名:バルログ)はある「実験」を行い「検証結果」を得るのであった。そんな中、ランチの帰りに「玲子Bを殺したのは自分である」と工藤は告げるのであった。

自分の中の要点まとめ

現在の九龍

玲子Bと工藤の会話から、九龍は一度なくなり、今は再度作られた町のようだ。また、蛇沼社長(以降、みゆきちゃん)とバルログの会話から、現在の九龍は当時住んでいたバルログの感覚からすると違いがあり、粗末であるようだ。

玲子は玲子Bのクローンではない?

玲子には黒子があるが、クローンは黒子を再現することができないらしい。尚、楊明曰くジェネテラ計画の裏でクローン(ジルコニアン)の研究をしているというネットニュースがあったようだ。(現在は消されている)

工藤の年齢

玲子Bと出会った頃の工藤は30歳。バルログが以前九龍にいた時から3年以上は過ぎているようだ。(3年前に発売された目薬が新製品のように売られているというセリフより)。となると少なく見積もっても工藤は現在33歳以上?玲子の年上と思われる。

みゆきちゃんとバルログの検証

青空麻雀メンバーの一人「陳さん」(漢字は推測)。をクリニックに招待したみゆきちゃんとバルログ。九龍敷地内に本物の「陳さん」が入った瞬間、クリニックの「陳さん」は消え失せる。ということから現在の九龍内では本物とは違う「第2の存在」がいるようで、本物が九龍内に入ると「第2の存在」は消えるという結果が得られた。工藤についても日本の会社に問い合わせ中とのこと。ということは今九龍内にいる工藤も「第2の存在」の可能性がある?

感想

「絶対(自分を信じて突き進む)の私」であることを決意した玲子。楊明と同じく「すごくいいこと」だと思います。わからないことがあったって、玲子にとって「生きる」ということは続いていくわけですから。かつ、玲子Bのかけら(部屋)を大事にしていこうとする玲子の強さと優しさは本当にいじらしい。

なんつー、玲子の心の変化を微笑ましく見守っていたら、相変わらずの情報量でぶん殴られました。バルログの第2の存在は消えていると確定できたので、バルログ=グウェンということでよいのですが、もうめんどくさ、いやいや、私の頭の中の区別のためにバルログはとりあえずそのままバルログで行こうと思います。

物語の最後に登場する「玲子Bの死因」についての会話。バルログは口にしたくない、あれは何かの間違いだという。工藤は「鯨井玲子は俺が殺した」というってな所から玲子Bの死因は「自殺」であったのかなぁと推測。工藤と婚約して幸せの絶頂であったはずなのに死んでしまったことをバルログは「間違い」、工藤は「俺が殺した」になるのかなぁと。九龍の懐かしさは恋に似ていると言っていた玲子B。懐かしい雰囲気、私は好きです。でも懐かしさって今があるから感じるものであり、今が過去に埋もれている状態って懐かしさとはまた違うよな、と。なんというか閉じ込められているというか。考えがまとまらずつらつら書きましたが、本当にエンディングぶっこみ好きだよなー!!!な回でした。

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