ネタバレを含むざっくりとしたあらすじ
東新宿署の国際捜査係で麻薬保持の中国人被疑者(自分のものじゃないと主張後、だんまりを決め込む)の通訳にあたっていた有木野了(松田龍平)は、公園でサソリをむさぼる緑髪の風変わりな女性刑事・鴻田麻里(奈緒)に出会い、中国人留学生・シェン(許莉廷)の元から失踪した友人“キャンディ”(喬湲媛)を探す手助けをするはめに。結局、中国人被疑者=キャンディで、持っていた荷物は取り違えたもので本人のものではないことが判明し、無事釈放となるのでした。
お気に入りシーン
他国料理の食べ物を食べるシーン
サソリもそうですが、日本じゃ食べない食材を抵抗なくガンガン食べていく鴻田さん。また食べっぷりがものすごくいい!自分の国の料理をおいしそうに食べてくれるってすごく親近感がわく。こうやって他国出身の人とぐっと距離を近づけてるんだなぁとわかるよいシーンです。
感想
有木野了はどことなく人を寄せ付けない、周囲と壁がある男。そんな彼にグイグイ近づき「ありきーの」というキャッチーなあだ名をつけてしまえる鴻田さん。ある種マイペースと思われる男のペースがガンガンに崩されていくのは見ていて面白かったです。慣れない国で同郷の人に声をかけられる、それってとっても嬉しいことなのに、カモにされてしまう残酷さと悲しさ。キャンディが何とか逃げるタクシーの中、父親から日本はどうだい?の連絡。キャンディは愛されて育てられた子だと思います。そんな子が人にぞんざいに扱われ、口惜しさ、悲しさが溢れる中、父親からの連絡を見て申し訳なさに涙溢れるシーンは切ないものでした。
その他もろもろ
ドラマ開始の第1話、ということでこれから相棒として物語が始まる!というワクワク感がありました。何で緑の髪なのか?堅苦しい雰囲気の取り調べ室の中だと、なんだか何を話しても聞いてもらえそうな柔の要素になるのかしら?それに、情報屋とつながりのある有木野とは一体何者なのか?続きが楽しみです。