ネタバレを含むざっくりあらすじ
自転車のバッテリー窃盗でスリランカ人の取り調べを行う鴻田麻里(奈緒)。そんな中、東新宿署・国際捜査係は桁違いの大きな多国籍外国人窃盗の摘発にてんやわんやの真っ最中。事件を追う内に鴻田は、くだんの多国籍外国人窃盗の中核人物にそうとは知らず接触してしまい、絶対絶命のピンチ!有木野了(松田龍平)が駆けつけて颯爽と助けてくれますが、「あんたこのままじゃつぶれるよ」とぶった切られる。始末書作成中の鴻田にエリート警部補様:八柳が「有木野とはどういう関係だ?」と詰めてきて・・・。そのころ有木野は情報屋くんのバーにて「SATORU」のボトルを手にしながらイケメン眼鏡くんのナンパを袖にするのでした。
お気にいりシーン
シェンへの通訳授業→誤訳に気づいて対応の流れ
①同時通訳(話している人の話を聞いて同時に話すこと)、②ウィスパリング(聞き手の傍でささやく)、③逐次通訳(言い淀みや言い間違いも含めてすべての言葉を一言一句訳す)の説明の後、シェンとの会話で、自分の誤訳に気づき即時対応する有木野。元同僚の嫌味ったらしい謝罪を逐次通訳した結果、「こんな嫌味をわざわざ訳させるなんて、クソ野郎ね。あなたマジ紳士。」と評される流れ。通訳といっても色んな形があるんだなぁと勉強になると共に、有木野が通訳という仕事に真摯に向き合っているのがよく伝わりました。
強めの警告→イケメン袖にする流れ
鴻田に対して「そんなんじゃ、この組織の中でつぶれるよ」と強めの警告をした有木野。嫌味な元同僚に対しても淡々とした態度で接してたので、怒りというか激しい系の感情の動きに驚きました。ボトルのネームタグ、ナンパをかわし慣れてる感、エリート警部補との確執?情報がどんどん溢れてきておもろくなってきたー!
感想
有木野が意図的誤訳事件にかかわっていた?!と思わせるラストで終わったこの回。有木野は通訳という仕事を本当に大事にしているという描写があってからの、この爆弾。でも、通訳としての職務を越権してまで鴻田を助ける、という行動もしているので「何か」のためには手段を選ばず行動する人ではあるのかなと。鴻田への警告は、つぶれた誰かを知っているからこその言葉だと思う。それが彼自身なのか、それとも近しい誰かなのか。今回は要素がてんこもり(特に後半が怒涛の展開)だったのに最終的にはナンパを袖にするシーンにすべて持っていかれてしましました。こいつ、かわし慣れてるなー!(笑)色男とレタス頭のバディは果たしてどうなるのか?続きが楽しみです。