ネタバレを含むざっくりとしたあらすじ
爆発音現場に駆け付けた工藤はグウェン(今回より、バルログ名は廃止)と再会、本人同士であることを確認しあう。グウェンは工藤に九龍から出るように持ち掛けるが、彼は残ると取り合わない。一方、九龍を探索中のみゆきちゃんは倒れてしまい、介抱された店で電気点検に回っていた玲子と再会。絶対の自分を目指す彼女に対して、みゆきは玲子を後発的「ジェネリック」な存在と評する。後発的な存在であれば、玲子Bの人生を自分が生きる必要はないと考えた玲子は部屋を出ることを決意。しかし、その夜(12時前)に工藤が玲子の部屋を来訪。今日が玲子Bの命日であることを告げる工藤に「私はどこにもいきません」と宣言。引っ越しを断念した玲子に楊明はがっかりするが、部屋の模様替えを提案。香港の生地屋へ2人で出かけようとしたところで、グウェンに止められた2人は、九龍や玲子が見える人と見えない人がいること、玲子が九龍でしか存在できないことを知るのであった。
気になった点
九龍の食べ物は食べてはいけない
みゆきちゃんから「九龍のものを食べるな」と言われていたグウェン。何でできているかわからないものは確かに食べられないと思いますが、じゃあそれを食べている人はどうなってしまうのか?
楊明は何も疑わずに食べてますが、工藤はどのように考えているのか?だから決まったものしか食べなかったのか?
工藤について
今回、彼が本人であることが確定しました。そして、玲子Bの死因が「自死」だったことも。
登場から彼が都度発する「この夏の九龍はどうかしている」というセリフ。工藤はこの夏に解体された九龍を訪れ、見えることが発覚。そこで玲子Bと出会いひと夏を過ごしているのかなぁと推測。それとももう少し前に訪れて、変わらぬ日常に身を置いていたところ、この夏に玲子Bが出現したのか?どっちかというと前者で、それ故に離れられなくなってしまったのかな?と考えます。
感想
ずっとバルログと呼んでいましたが、もう一番初めに出てきた第2の存在は絶対に出てこないと思ったのと、見ていて自分の中で呼び名変換するのがややこしいので、呼び名をグウェンに確定します。(さようなら、バルログ)
みゆきちゃんとグウェンの出会いの回想ありましたね。やっかみを回避するために自分を下げて人と接するグウェンに「癖になる前にやめた方がいい」と告げるみゆきちゃん。また、みゆきちゃんの性別を気にしなかったグウェン。二人にとってお互いが「嘘をつかなくてよい存在」なんですね。
そしてついに玲子が九龍の状態を知ってしまう。玲子Bとは違う存在として吹っ切れて前へ進もうとしていたのに、自分に将来がないとわかってしまった。いやもう、やめて~。いや、そうならないと話進まないんだけど、玲子の気持ちを考えるとつらい。前向きな子が心おられるの痛い。
状態を知った者がどうなってしまうのか、消えてしまったりしないのか、続きが気になります。
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