九龍ジェネリックロマンス 第9話

九龍ジェネリックロマンス

ネタバレを含むざっくりとしたあらすじ

香港から戻ってきた楊明はグウェン、玲子の3人で集まり、九龍がすでに存在しなかったことを伝える。飲み物に手を付けることを戸惑う楊明だったが、玲子を気遣い一気飲み。その結果「九龍がずっと夏であることはおかしい」と思っていたのに、その違和感を忘れてしまう。

工藤と結ばれて舞い上がる玲子。だが工藤は対照的に、玲子の中に玲子Bの影を探してしまう。心の距離を感じて落ち込む玲子が玲子Bの遺品の眼鏡をかけると一瞬過去の映像が見えて驚く。

そんな中、ユウロンはスパイ活動を行う小黒(青年)にこちらに寝返るよう勧誘。「玲子を殺してほしい」と伝えるのであった。

気になった点

九龍の食べ物

食べると「九龍に呑まれる」ようである。楊明は自分が気づいた異常も忘れてしまう。一方、工藤は九龍の食べ物を食べてはいるが、正気を失っているようには見えない。幻ではない九龍で食べたことがあるもの、触れたことがあるものを摂取するのはセーフ?時々、工藤の前に現れる玲子Bのシルエット。玲子Bを思い出すことで正気を保っていられるのか、あれが出てくると正気が戻るのか?

覆面男=小黒(青年)

やはり、小黒(青年)=ロリータファッション小黒のようである。でも彼が九龍に入ったということはロリータファッション小黒は消えてしまったのか?玲子は小黒と同じ名前であることに驚くが、驚くってことはロリータファッション小黒のことは覚えているということで、見えなくなると気になったりするのか?

本物と「ジェネリック」は共存できない

九龍内に存在するジェネリック。九龍内に本物が入ってくるとジェネリックが消失することは検証済。

では本物が既に亡くなっているジェネリックが九龍の外に出たらどうなるのか?消えるのか?それとも存在し続けることができるのか?

感想

母親のレシピでフレンチトーストをつくる玲子B。フレンチトーストをトースターで焼くタイミングがわからない玲子。その姿を見て帰る工藤。工藤の気持ちはわからんでもない。

でも付き合ってから初めて家にきて「デート」と浮かれる玲子に対して、あんな風に一方的に帰るって伝えたら玲子はつらいでしょうよ!「手を出しといて、そりゃないでしょ!」と思わずにはいられない。

本物が既にこの世に存在しない「ジェネリック」が九龍の外に出るとどうなるのか?この検証におそらく玲子は使われることになるのでしょう。私は玲子が九龍の外でも存在することができる世界を望みます。そして、外の世界へ飛び出す玲子を「待って」って工藤が追いかけたらいい!選ぶのは工藤じゃなくて玲子になったらいい!1回関係もったらからって調子にのるなよ!本当に言いたかったことはこれですわ。調子にのるなよ!でもまた、傷ついた顔とかアップにされるとほだされてしまうんだろうなとは思う。だが今回は許さん。そう思ったのでした。

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