九龍ジェネリックロマンス 第8話

九龍ジェネリックロマンス

ネタバレを含むざっくりとしたあらすじ

玲子が存在しないことを信じられない楊明は、自分が香港でグウェンの言っていることががセだと証明してくると息巻く。しかし、調べれば調べるほど九龍がすでに存在しないという事実しか見つけられない。そして、ネット上で「九龍が存在しないが見えている人がいる」という事実を知る人物と知り合い、情報を交換し合う。

一方、自分がこの世に存在しないという事実を受け止められずゆらぐ玲子は工藤と出会い、お昼に行くことに。感情が抑えられなくなった玲子は「工藤さんが傍にいてくれるなら私はそれだけでいい」と伝え、「俺はずっとここにいる」と答えた工藤。そして二人は一夜を共にするのであった。

気になった点

覆面男=小黒?

「やっぱり、かわいいなぁ、ロリータ。」って九龍にいる小黒を見る彼。で、電話とったら「はい、小黒です。」ってか。これが3年後の小黒なん?!

旦那様に忠誠しまくってるし、キャラの情報が多すぎて、おいてかないでーな展開でした。

玲子Bは不眠症

玲子Bは薬のオーバードーズで亡くなったとのこと。しかし、処方されていた量ではオーバードーズには至らないようだ。ということは?原因となった薬は処方されていた睡眠導入剤ではなく別の薬?

九龍が壊された理由

みゆきちゃんの出生の秘密(親の存在、そして性別のことでよいかしら?)を消すためであったと。そして、そこで育ったみゆきちゃん自らにその役目を与えたと。歪んでますね。旦那様。

感想

ついに一線超えちまったな。いや、でも愛した人が、しかも、救えなかった人にあんな風にすがられたら超えちまうわな。んでもって今の玲子にも惹かれはじめてたわけだし。あんなにつんけんしてたのに、朝の甘いこと甘いこと。でもここで、はい、ハッピーエンドってわけじゃないんですよね。どう考えたって終わりが来るんでしょうよ。と思うと素直に喜べない。玲子からするとめっちゃ幸せなんでしょうけど。

うーん、工藤にとっても幸せなのかな。「約束するよ。例えこの世界が空っぽだとしても。」例え存在しないものだったとしても、愛してる。自己犠牲や贖罪ではなく、玲子を愛したというならば、それは幸せなことなのかもしれない。

終わりが来てしまうのに、といいましたが、すべての人に対して、いつか終わりは来るもので。それがわかっていても、日々人々は生活を営んでいるわけだから、終わるからって何も悲観的になることはないのだろうか。その一瞬一瞬をいとおしんで生きていけばいいのかな。などと、考え、何とも言えないたまらない気持ちになったのでした。

コメント

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