ネタバレを含むざっくりとしたあらすじ
ユウロンに玲子殺しを依頼された小黒(青年)。条件として可愛い洋服がきれていた時代の小黒に戻せると言われて心が揺れる。一方、玲子は玲子Bの眼鏡で彼女が見た世界を見ることができるようになる。眼鏡を通して工藤を見たことで玲子Bが見たことがない工藤の顔を見れてうれしいと思っていたが、同じように玲子Bしか知らない工藤の顔があったことに気づく。玲子Bの視界が見えるようになった話をグウェンに相談したところ、グウェンから「あんたの存在自体が工藤さんを傷つけることもある」と告げられた玲子。工藤とは前の関係に戻り、絶対の自分に集中することにした玲子は、工藤に「絶対にあなたを傷つけない」と宣言し、お札集めを開始する。眼鏡で見えた景色でゲットしたお札の裏には「もう探るな」の文字があり。。。そのころ、帰宅途中に九龍のものではない食べ物を口にした楊明の脳裏には上海で過ごした情報が駆け巡ったのであった。
気になった点
玲子Bが好きではなかったグウェン
玲子に対する態度から、グウェンは玲子Bのことを気に入っていたのかと思っていましたが、実はあまり好きではなかったとのこと。これは意外でした。大切な友人である工藤さんが大事にしてた人の姿を借りている玲子がまた、工藤を傷つけるということに腹が立っていたとのこと。なるほどね。
小黒(青年)とロリータファッション小黒
やはり、ロリータファッション小黒は九龍で消えておらず、ジェネリックと本体が共存できる特殊例のようである。見た目が変わっていることが原因?それとも見た目の「性別」が逆だから?「性別」がキーとなるのであれば、みゆきちゃんはどうなるのか?
九龍の食べ物
九龍以外の食べ物を摂取したことで「正気に戻った」と思われる陽明。となると、正気を保つためにはやっぱり九龍の食べ物を口にしてはまずいということになる。
感想
絶対の自分を目指して前進し始めた玲子。私は彼女のこの前向きさがとても好きです。どうして自分が存在するのか。なぜ、工藤の傍にいるのか。いや、工藤の傍にいたい。って考えられるのってすごいことだと思う。工藤に求めるのではなくて、自分で考えて、自分で選ぶ。この自立精神がとても素敵。「私はあなたを傷つけません」ってめっちゃカッコいいやん!となった私は前回の工藤の玲子に対する所業をまだ許していないので、若干、「見向きされなくなって慌てふためけばいいわ!」と思わないこともなかったです。
楊明の中で上海情報が復活したことが、九龍の謎を解くカギになるのか?そしてお札はがされると封印解かれた感がものすごく出ると感じるのは私だけでしょうか?
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