ネタバレを含むざっくりとした相関図&あらすじ

那須田と向き合い、君が助けを求めるのは、カウンセラーや同じ境遇の仲間、そして君を理解しようとしてくれるパートナーであること、そして自分がそのどれでもないことを告げる鳴海。自分は怖いものに立ち向かえなかったが、鳴海は怖いと思った自分になぜ立ち向かえたのかと聞く那須田。鳴海は母からの「タトゥー背負ってる女やで」パワーを力説し、餞別だと予備のタトゥーシールを那須田に渡す。それをもらった那須田は爆笑し、「あなたが好きです」と告白。魯山人の導き?と那須田のプレゼンにより、那須田に「彼氏」という立場を与え、このままの関係を続けることになる。一方、義妹から「お姉さん彼氏できたんですって?紹介してくださいよ~」の連絡があり、母に相談した結果、自分が義妹からのヘイトを買っていたことに気づく。これは那須田をラブラブであるように紹介し、その後別れれば義妹の復讐心も満たされるだろうし、那須田とも別れられる!と意気込む。食事会当日、親の住居問題の話の中で弟から「介護を他人にまかせず、姉ちゃんがしろよ」と言われる鳴海。那須田のフォローもあり、自分の意思を理論的にきちんと説明するが、論破されそうになった弟は、「姉ちゃんは年がいってるから子供は無理だろ。」という話の論点からずれた内容で言い負かそうとして那須田に叱責される。食事会の帰り道、ほほ笑む伯母の幻をみた鳴海。次の日、「ひとりで楽しく生き、楽しくしねる世界を誰が作ってくれると思ったのか」と悟った鳴海は「これからも私らしく生きていきたい、別れよう」と那須田に告げ、1日を始めるのであった。
今回の那須田
「楽しい」を知った男
鳴海に執着したのは、彼女が「自分の理想の普通の家の子」だからだと思ってた。普通の彼女を好きになることができれば自分もそちら側(普通)になれる気がした。でも、鳴海は自分がどれだけ叩いても前を向く。それも自分が考えもしない方向で。タフで、素直で、ユーモアがあって、とにかく明るい。そういうところを好きになっただけ。そうやって気持ちを素直に言えてよかったなー!ほんとによかったなーという感動に浸る暇もなく「早まらないでください」からの「投資と思ってください」で「彼氏」という立場をゲットする流れに笑いました。頭良い奴は違う方向に頑張るなと。
でもその後「鳴海の彼氏」という立場だけで楽しい。とニッコニコになってる彼の姿に思わず涙しそうになりました。人生に「楽しい」って必要だって、今の彼ならわかるのでは?
最後、鳴海に振られてしまいますが、「ちょっと待ってください」とワクワクしながら追いかける彼。今後の二人がどうなるかは、まだわからないかなぁ~という余韻を持たせた終わりでした。
感想
弟嫁がもっとハッスルするかと思いましたが、意外や意外、ハッスルしたのは弟でした。初めは弟嫁も「結婚してないし、子供もいないじゃん」というのは弟と同意見であったと思う。でも那須田の言葉と「もういいよ」という冷静な鳴海の言葉に「気まずい」よりは「痛み」を感じる表情であったところから、傷つけても自分が得るものはないって気づけたのではないかな?と思いました。鳴海視点で見ると、弟ひどいけど、鳴海も弟嫁傷つけてきてましたからね、無意識に。なので痛みわけかな?と。でもお陰で、弟嫁は母がやったようなマウントを鳴海にとることはなくなるんじゃないのかな。と感じました。このドラマの素敵なところは、それぞれにちゃんと「頑張ってるところ」と「非があるところ」を描くところだと思いました。「山口さん痛い~」と笑ってた同僚だって、子供が熱を出したら「また~?」と言われながら、何度も頭を下げて帰ったり。頑張ってるよ、お母さん。ひとりで楽しくいきてしねる世界は誰かが作ってくれるわけではない。自分が作るのである。それはひとりだって、誰かといたって関係なく、同じである。世界をつくる努力は必ずいつか実を結ぶと思いたい。お父さんがお母さんの分のお茶を入れた時、お父さんもお母さんの世界もきっとよりよくなっていってると思えたから。
綾瀬はるかさんのコメディエンヌっぷり、最高でした!自分の世界のために、自分が頑張って行こう!
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